緩和及第

ポケモンORAS シングルレーティング

控えめ珠フーディン与ダメージメモ

 シーズン15の最終盤あたりから、控えめ珠フーディンを使っており、ガルーラの入っているptにかなりの勝率を残すことができたので、その単体としての強さを記しておこうと思う。

フーディン

性格:控えめ

特性:マジックガード

持ち物:命の珠

技構成:サイコキネシス/気合玉/めざめるパワー氷/シャドーボールor草結びorエナジーボール

 

 ざっとこんな感じである。フーディンと言えば現在はメガストーン持ちが主流であり、守る・金縛り・アンコールなどを警戒されるが、珠フーディンにそれらの技は不要である。唯一の一致技サイコキネシス、ガルーラナットレイヒードランバンギラスを葬り去る気合玉、4倍勢に打つめざめるパワー氷までは確定だ。残る1つは、クレセリアメガサーナイト意識のシャドーボールか、カバルドンスイクンドサイドンへの草結び、マリルリロトムへのエナジーボールかの選択である。

 さて、一番疑問に思われるのが、なぜ性格控えめなのかという点だろう。それは下記のダメージ計算を見て知っていただきたい。

 

簡単に使用率の高いポケモンへのダメージ計算を載せておく(フーディン側はC205の命の珠想定)

サイコキネシス

無振り化身ボルトロスに136~161ダメ

無振りウルガモスに109~129

D4振りスイクンに99~118ダメ

D4振りカバルドンに146~173ダメ

D4振りマリルリに134~160ダメ

D4振りニンフィアに90~107ダメ

D4振りパルシェンに207~243ダメ

D特化サンダーに87~105ダメ

無振りメガルカリオに149~177ダメ(気合玉を打つまでもない)

無振りガブリアス(なぜかよく後出しされる)に130~153ダメ

○気合玉

D4振りガルーラに200~237ダメ ※フーディンが臆病だと182~216ダメ

D4振りナットレイに177~211ダメ(93.8%で一撃)

D4振りハッサムに120~142ダメ

D4振りメガハッサムに100~118ダメ

D4振りメガクチートに104~123ダメ

D4振りメガギャラドスに161~190ダメ

D特化ヒードランに140~166ダメ

D特化バンギラスに198~234ダメ(砂補正込)

 

○めざめるパワー氷

D4振りメガボーマンダに218~260ダメ

D特化メガボーマンダに156~187ダメ

D4振りカイリューに101~120ダメ(マルチスケイル込)

シャドーボール

D4振りクレセリアに107~127ダメ(77.7%の乱数2発)

D4振りギルガルドに94~112ダメ

無振りメガサーナイトに104~125ダメ

○草結び

D4振りスイクンに148~177ダメ

D特化カバルドンに177~211ダメ

エナジーボール

D4振りマリルリに179~213ダメ(H204マリルリはステロ込確定1発)

D4振り水ロトムに143~169ダメ

D4振りスイクンに133~159ダメ

 

 そう、控えめにする最大の理由はメガガルーラへのダメージ量である。主流とされている197-121ガルーラは問答無用の確定1発であり、不意打ちを押されない限り確実に倒すことができる。これが臆病だと中乱数にまで落ちてしまうため、私は控えめを推奨している。控えめのメリットはこれだけではない。上記のナットレイクレセリアへのダメージ量を見ていただければ、ここで語るまでもないだろう。逆に、臆病でないデメリットが、ゲンガー、化身ボルトロスジャローダライコウ、スカーフバンギラスに抜かれてしまうくらい(初手でゲンガーとかち合うことが多いので、軽視できるものでもないが...)なので、諸々へのダメージ量を取って控えめが勝ると私は判断している。

 最後に、なぜこんな強いポケモンがほとんど使われていないのか疑問に思う。もっとも、使用率が高かったらガルーラへの奇襲が成功しなくなり困るのだが。この珠フーディンを使って、初手ガルーラ対面を70回近く経験しているが、猫だましを押された回数は0、不意打ちを押された回数が1なので、奇襲は大いに成功しているといえる。しかも不意打ちを押してきた相手とは再戦であり、初見で不意打ってくる人はいなかったということである。珠フーディンを使っていると、スカーフガブリアスファイアローウルガモス、気合玉が弱点でない鋼タイプがとんでもなくしんどいので、それらのポケモンへの対策は必須であると感じた。